とりかぶと自然学校・生活科学研究所

精米・製粉水車

 我が国は水資源に恵まれ、各地の河川やその流域では水車による動力が生活や産業に広く利用されてきましたが、戦後の復興時や高度経済成長期における電力需要の変化と共に、水車はほとんど利用されなくなり衰退しました。最近では再生可能エネルギー利用推進が求められており、小河川や水路を利用した発電水車が設置が盛んになりつつあります。また、水車動力の直接利用はエネルギー効率において優れており、精米・精粉作業に適しています。
 当所では、水車部材として地域産杉材を用いて軽量化をはかり、防水防食性を高め、さらに日本古来の水車製作法をベースにコンピューターによる性能および構造解析技術で設計製作しました。また機械的動特性を考慮したシンプルな鋼製軸受けも特徴です。


■製粉水車

当所の田畑で栽培し収穫した小麦、米や蕎麦の実など石臼を水車に連結して回して製粉します。
水車は水平軸と垂直軸の二種類のタイプがあります。建築はいずれもRF構造でデザインしています。


直径3mの水平軸製粉水車(2008年設置)

4本の柱を交互に組み合わせたRF構造

縦軸型製粉水車
(2009年)

小屋組みはRF構造

■精米水車

320年前の江戸時代に四国阿波の国から当地南川内に移住してきた炭焼き名人らによって開拓され造られた棚田で育った水稲米を精米します。玄米から白米まで栄養のある胚芽を残すために精米度合は自由に変えられます。水車精米はゆっくり時間をかけて衝きます(6時間/一斗)ので機械精米のように米粒が熱を持たないので米本来の味と風味を保つことができます。


直径6mの大型精米水車と精米小屋
(2009年設置)

軸受け部は地下から掘り出された岩石の軸受

水車部材は杉間伐材を用いて軽量化へ

4基の石臼で1日(6時間)に二斗精米

施設の写真と3次元CG

[写真]

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[CG]

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[動画]

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